文芸ヌー

生活に負担の少ないブンガクを。 文芸ヌー

ふじーよしたか

そらタローのシロップ(ふじーよしたか)

男は怒っていた。そのように見えた。 鬼気迫る口パクだった。イヤホンを耳に突っ込み自転車に乗りながら、言葉なのか怒気なのか覇気なのかを眼前に叩きつけていた。 憑依型、という言葉が浮かぶ。 緩やかな登り坂をものともしていない。 電動自転車だったら…