文芸ヌー

生活に負担の少ないブンガクを。 文芸ヌー

ごあいさつ

せっかくなので。

このたび「文芸ヌー」を立ち上げた理由を述べると、このひと言につきる。

書き出し小説の連載がDPZではじまって、早いものでもう三年が経つ。 その間にイベントや、単行本発売、さまざまな出来事があったけれど、なによりうれしいのはこの企画を通じて、書き出し作家のみなさんがお互いに交流を深めていることである。 言い出しっぺとしてこれ以上の幸せはない。

ところが三年経ったいまでも、公式な発表の場と言えば隔週の連載しかない。 せっかく、こんなに面白い人たちが集まったのに、 これではちょっともったいなくない? せっかく、これだけ交流があるなら、もっと面白いことができるんじゃない?

そう、せっかくなので。理由はやはりそのひと言に尽きる。

ついでにせっかくなので、敢えて告白させてもらうなら、そこにはちょっとした個人的理由もある。 それは正直「こんな面白いヤツらなら、搾ればもっとなにか出てくるんじゃないか」という、私個人としての「欲」だ。 これからまた新しい遊びをはじめるにあたって、みなさんとは常にフェアで ありたい。フェアであるために、敢えて黒い欲もここに記しておく。

さて、では具体的に「文芸ヌー」でなにをはじめるか?

それはまだ決まっていない。いまから考える。

そもそも「ヌー」という名前も「ヌーっと現れるなにか」という無責任な意味しかない。 ただ冠に「文芸」とつけたのには、多少の期待がある。 文芸などというと堅苦しいけれど、私たちの出会いは書き出し小説という素人文芸にあった。 ならばその素人芸の可能性をさらに探ることで、またなにか面白いことができるのではないだろうか。 背負う責任がないこと、守るルールがないこと、それが私たちにとって一番の強みだ。

各自が発案した新しい芸を披露するもよし、コーナーをつくって募集するもよし。 ただ普段思ってることをエッセイにしたい。前から考えている小説を発表したいでも全然オッケー。 原則として「ヌー」は書き出し小説を母体とする、テキストを中心としたみなさんの交流の場にしたい。

とりあえずは書き出し作家の常連諸君には、なにかしら執筆賜りたいと思っています。 もちろん僕も書きます。

今回の発刊にあたり、素敵なロゴは大伴くんが、管理はxissaさんが引き受けてくれました。感謝!

それでは「ヌー」はじまります。

2015.10.12 天久聖一

執筆者募集

そういうわけで、まだ空っぽの器に盛る作品を募集しています。 以下につくった専用掲示板の方に書き込みお願いします。

書き出し掲示板(ヌーディストビーチ)

http://6208.teacup.com/n00/bbs

いまのところはこんなことをやってみたい。こんなことを書いてみたいというアイデアだけで結構です。 掲示板内である程度方向性を決めて、メルマガ「文芸ヌー」の方で発表できたらと思っています。 また掲示板はコーナー企画の募集、読者を含めたみなさんの交流の場にも使おうと考えます。

また申し訳ありませんが、執筆にギャランティは発生しません。 こちらも収益を目的としない趣味の活動ですので、執筆、継続、休止などはすべてみなさんの自由意志です。もちろん作品の権利は執筆者に帰属します。

以上、ご理解のうえふるって参加お待ちしております。

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