文芸ヌー

生活に負担のないブンガクを。 文芸ヌー

ごあいさつ (天久聖一)

文芸というとなにやら高尚に聞こえるけれど、つまりは文をつかった芸である。
私にとって文芸は、芸術というより演芸に近い。
高い理想を追うよりも、もっと身近な相手を想定したささやかな自己表現。

その芸は巧くなくていい、磨かれてなくていい。
どうにかこの、名状しがたい感情や面白さを、なんとか人に伝えたい。
そのための試行錯誤から、ヌーっと現れるもの。
文芸ヌーがそうした作品の集まりになるといい。

ヌーはもともと、いまも連載している書き出し小説の常連さんたちに
僕が声を掛けて立ち上げたものだ。
せっかくこんな面白い人たちが集まっているんだから、
書き出し以外の創作も読んでみたい。
そんな欲とわがままから、当初はメルマガで始められた。

そして予想通り、いや、それを大きく上回る創作や企画が寄せられた。
ところが私の不徳の致すところで、更新はずいぶん滞っていた。
ずっと咽に骨が刺さった気分で、申し訳なさを感じていたが、
このたび有志のみなさんによって、専用サイトとして復活した。
本当にありがとうございます。&ごめんなさい。

再びヌーっと現れたヌーがどんな作品を読ませてくれるか、楽しみにしています。
あ、僕もまた混ぜてくださいね。

天久聖一