文芸ヌー

生活に負担の少ないブンガクを。 文芸ヌー

錯覚をパラパラっと(哲ロマ)

【かき氷のシロップは色が違うだけで実は味全部同じ】


緑色のシロップでメロン味、赤いシロップでイチゴ味、黄色でレモン味、色が違うだけでそういう味だと錯覚して食べている。実はその味は全部同じらしい。


錯覚。ずっとそうだと思い込んでいたものが実は錯覚。これはもしかしたらかき氷だけじゃなく、日常にたくさん潜んでいるのかもしれない。

かき氷はネタばらしされてしまったが、バレていない錯覚がまだまだ日常に潜んでいるのかもしれない。

俺は騙されない。ずっとそうだと思い込んでいたものを、アホ面でボケボケと過ごして来た日常を、疑っていこうと思う。



【炭酸飲料は実は全部サイダー】


これは疑うというか、事実。知らない方も多いと思う、驚かれただろう。炭酸飲料は実は全てサイダーだったのだ。

コーラもファンタもペプシもドクターペッパーも実は全部サイダー。これを教えてくれたのは祖母だった。

ばあちゃんは昔から俺が遊びに行くと

「てつ、サイダー飲むが?」と言ってはコーラやファンタやCCレモンを出してくれた。

炭酸飲料は実は全部サイダー。その真実を俺は優しいばあちゃんに教えてもらった。ばあちゃんありがとう。

でもオロナミンCのことだけは「オロナミン」と呼んでいた。



【コンビニのレジ回りはどんどん広がっていると思われているが実はずっと同じ】


次々と新味が増えるチキン、揚げ物、コーヒー、中華まん、おでん、コーヒー売れてるから追加であと2台機械増設。

どうだろうこれ。絶対広がっているに決まってる。広がってなきゃおかしい。そう思う人が大半だと思うが、もしかしたらそれは錯覚で実は広がっていない、そのままなのかもしれない。

では一体どういうトリックなのか。

コンビニのレジ回りを一度思い浮かべてほしい。美味しそうなチキンや春巻きや焼き鳥に気を取られて気付いていないのではないか、逆にレジ回りから姿を消したものを。

そう、レジ横に置いてあった血圧測定機やじゃーんけーんぽん!ズコー!とか言うじゃんけんメダルゲームや牛脂など、いつのまにか消え去っているものに我々は気付いていない。

増えていく物に注目させておいて、こっそりと、気付かれないように牛脂を撤去してレジ回りを無限に広がっているように錯覚させている。そういうカラクリだったのだ。

見破った。



【碁石は白と黒とでは実は大きさが違う】


インターネットで「錯覚」で調べたら出てきた。



【テツandトモはテツとトモでは実は大きさが違う】


碁石と同じ錯覚だ。膨張色による錯覚だ。



【だいたい全部東京駅】


日比谷も大手町も有楽町も全部錯覚。実は全部東京駅だ。



【ポールマッカートニーは結構来る】


これで最後かもと錯覚するけど実は来る。



【昆布が海の中でダシが出ないのなんでだろう】


膨張色による錯覚だ。



【黒い靴下は実は全部合っていない】


洗濯して干して乾いたあとの黒い靴下は実は全部合っていない。合ってんの買った時だけ。あとはずっと錯覚。ペアになってない。ずっと錯覚のまま履いている。



【カレーを作る行程で一番最後にほんのちょっと入れる塩は実は意味ない】


うん、味が整った。とか思ってる。いつも思ってる。そう思うようにしてる。錯覚だ。分からない。塩どっさり入れたらたぶん分かる。分かるけどそれでは台無しだ。でも入れる。ほんのちょっと錯覚を入れる。錯覚をひとつまみ、パラパラっと入れるのなんでだろう。



【世界中にはいろいろな人達がいるけどみんな同じ人間なんだよ】


そうだよね。

錯覚ではない、本当の平和な世界が訪れますように。


LOVE&PEACE