文芸ヌー

まもるべきものはなにもない。文芸ヌー。

特別対談 織田信長×ニート( 正夢の三人目)

信長  「どうも。今日はよろしくお願いします。」
ニート 「よろしくお願いします。いや~、緊張しますね(笑)」
信長  「そうですか?」
ニート 「だって有名人ですから。色々と噂も聞きますし。」
信長  「どうせ悪い噂でしょ?(笑)」
ニート 「いやいや。でもまぁ、怒らせると怖いとか。」
信長  「ああ、斬り捨てるみたいな。そんなイメージあるみたいですね。」
ニート 「そうそう。だからちょっと怖いな~と。正直、緊張してます。」
信長  「そんなに斬り捨ててないんですけどね(笑)実際会ってみてどうですか?」
ニート 「いや、穏やかな方だなぁと。暴君っぽさは全然感じない。」
信長  「そういうのもっと言ってください(笑)」
ニート 「逆に僕はどうです? 会ってみて。」
信長  「そうですね。結構よく喋るんだなって。意外な感じで。」
ニート 「引きこもりとかとごっちゃにされる事も多いですから。ニート=引きこもりではない。」
信長  「ああ、なるほど。」
ニート 「ただ働いてないだけっていう。明るいニートもいますよ?」
信長  「そうですよね。どうしてもイメージが先行しちゃう。僕もそうだし。」
ニート 「わかります。」
信長  「親に食わせてもらってるんですか?」
ニート 「まぁ、そうですね。」
信長  「へぇ。」
ニート 「迷惑かけてるなーと思ってますが。でも信長さんも親に迷惑かけた口でしょ?」
信長  「ですね。今思うと若かったなって感じですが。」
ニート 「位牌に抹香ぶちまけたり(笑)」
信長  「それ、勘弁してください(笑)」
ニート 「まぁ、でもその後立派になられたわけで。僕はまだ親に迷惑かけ続けてますから。」
信長  「その精神性はすごいですよね。ちょっとマネできない。」
ニート 「僕なりの天下布武ですかね(笑)」
信長  「ええと、ちょっと意味がわからないけど…」
ニート 「いやいや(笑)あ、そうだ。これ、どうなのかな? 本能寺の話って聞いてもいいのかな?」
信長  「いいですよ。何でも。」
ニート 「あれ、どうでした? 熱い?」
信長  「まぁ、熱いですよ。」
ニート 「へー、やっぱり。」
信長  「燃えてますからね。後、急でしたから。「マジかー」って感じで。」
ニート 「予感とかはなかったんですか?」
信長  「んー、どうだろ。言われて「ああ! 明智!」っていうのはありましたけど。」
ニート 「なるほど。」
信長  「でも、是非もなし、ですね。それは。」
ニート 「その台詞って本当に言ったんですか?」
信長  「言いましたよ。言ったよね?」
森蘭丸 「――まぁ、そんなニュアンスの事は。」
信長  「だよね。」
ニート 「へー、すぐにそういう言葉がパッと出るのはすごいな。」
信長  「そちらも「働いたら負け」とか色々あるじゃないですか?」
ニート 「あれは僕が言った訳じゃないし。でも、みんなが思ってた事ですよね。それを偶然形にしたのがあの人だったっていう。」
信長  「なるほど。」
ニート 「簡潔にね、伝わりやすかったっていう。」
信長  「なんで働かないんですか?」
ニート 「んー、面倒くさい?」
信長  「いや、聞かれても(笑)」
ニート 「正直、なんで働かないんだって聞かれても、困るんですよね。みんな聞きたがりますけど。僕にとっては当たり前の事だから、すごく言葉にしづらい。逆に「なんでそっちは働いてるの?」っていう。働くのが当然だから働くとか、そういうのはつまらないなーって。普段からなんとなくそんな事は思ってて。既成概念に縛られ過ぎてるっていうんですかね? 信長さんもそういう常識や既成概念を切り崩してきた人じゃないですか。そういう部分にすごいシンパシーを感じてて。」
信長  「んー、どうだろ。」
ニート 「ま、僕なりの天下布武ってやつですよ(笑)」
信長  「ええと、ちょっと意味がわからないんだけど…」
ニート 「いやいや(笑)あ、もう時間ですかね?」
信長  「うわー、早いな。」
ニート 「もっと一向宗の話とか聞きたかったんですけど。」
信長  「あれは、いいです(苦笑)しんどかっただけだし。あ、そうだ。最後に1つだけ。これだけは聞きたいなって思ってた事があって。」
ニート 「ええと、僕はいいけど、時間は? あ、大丈夫? じゃ、どうぞどうぞ。」
信長  「えっとですね、何歳くらいまで働かないつもりなんですか?」
ニート 「ああ、それね。んー、ちゃんと決めてるわけじゃないけど……50歳くらいまでは頑張りたいな、と。」
信長  「ああ、人間50年ですしね。」
ニート 「出た(笑)」
信長  「出たって(笑)」
ニート 「最後にお決まりのも聞けたんで、この辺で。」
信長  「はい、どうも。ありがとうございました。」