文芸ヌー

まもるべきものはなにもない。文芸ヌー。

なんだ、夢か。

睡眠中に見た夢を文章化する企画、共通のルールは「目が覚めて終わる」こと、です。
専用スレッド http://6208.teacup.com/n00/bbs/t7/l50

 


 投稿者: 大伴

ーム型の施設に入ると、A3サイズほどの薄い紙を手渡される。紙の両ハジに2ヶ所、指が4本入るほどの穴があり、穴の周囲は金属で補強されている(靴ヒモを通す穴みたいに)。僕は、紙にこういう加工がされているのは珍しいなと思った。手に持った感覚はほぼ金属部分の重さだったからだ。すると係員の説明がはじまる。まず空気椅子のような姿勢になり、尻のうしろを通すように両手で紙を持つ。紙の二つの穴にそれぞれ両手の指を通す。そのままゆっくり、座るような形で自分の尻を紙の上に乗せていく。このとき紙が破れるほど乗せてはいけない。同時に紙のほうもゆっくり上に持ち上げていくのだが、もちろん破れるほど持ち上げてはいけない。尻をのせる力と、紙を持ち上げる力がちょうどベクトル的につり合った瞬間、僕の身体が宙に浮いた。プラスマイナスゼロの状況なのだから当たり前の話だ。僕はそのまま浮上していく。上を見上げると、他にもたくさんの人が空気椅子の体勢でぷかぷかと浮いている。
やがて、僕はドームの天井が迫ってきていることに気付く。このままだとぶつかってしまう。僕は、尻を乗せるほうの力を強めれば下降するに違いないと考え、尻に力を入れた。その瞬間、目が覚めた。

 


 投稿者: 小夜子

深夜四時過ぎ、自宅のリビングで電源のついていないテレビを覗きこむと自分の顔が反射で映っている。
そのまましばらく覗きこんでいると、自分の顔の脇にリビングとつながった台所も映りはじめた。
電気が消えているその台所のシンクのまえで、テレビのリモコンを片手に裸足で踊りくるっている自分の胸から下も映りはじめた。
リモコン貸して、と言いたくて振り向いた。
そこで目がさめた。

 


 投稿者: もんぜん

私はミーコという名前の猫を飼っているのですが、そのミーコを抱きかかえながら外を歩いていると、ミーコの口、毛穴、肛門などの穴という穴に小さなミーコがびっしり入っていることに気がつきました。さらに、その小さなミーコの中にはもっと小さなミーコが入っていて、もっと小さなミーコの中にはもっともっと小さなミーコが入っていました。
本体のミーコが私の腕の中を飛び出して走り出すと小さなミーコたちがどんどんこぼれていきます。私は本体のミーコをつかまえて、小さなミーコたちをスーパーの袋に必死でかきあつめながら、このままだと近所に迷惑をかける、病院に連れて行かなきゃ、全部養うとしたら餌代が跳ね上がる、などと考えて絶望的な気持ちになり、泣いてしまったところで目が覚めました。