文芸ヌー

生活に負担の少ないブンガクを。 文芸ヌー

ボーフラ

日々(ボーフラ)

私が精神病棟の取材を終えて、帰りしな、自販機でコカ・コーラを買った時の事だった。旧知の知人に声をかけられた。彼はこの病棟で働いている。LINEを交換して、私はアパートに帰った。 そのまま連絡をする訳でもなく、私は、精神病棟の取材と並行して、ひき…

パワハラ部長 (ボーフラ)

2004年12月5日 7:05:31 天気は晴天。だが心は本当にブルーだ。 今日も部長のパワハラがある。だが、こうやって ブログにそれを書けているというのが、数か月前と 比べて僕の進歩だ。 2004年12月8日 23:55:04 部長の失敗は、僕の失敗になった。具体的に 書け…

散文詩(ボーブラ)

僕は電車を待っていた。とても疲れているので、駅のホームに座り込む。喉がひどく乾くので、ペットボトルのお茶を飲む。それでも足りないので、妹が持たせてくれた水筒を飲む。もうまるで立ち上がれないみたいだ。 電車がゆっくりと近付いてくる。僕は奇声を…

田舎の駅にて(ボーフラ)

ローカル線の知らない駅に用事があり、下車した。駅前にある自販機に、ここにしかない珈琲があると、ネットで読んだ。僕がそれらしき自販機に近付くと、その自販機は既に営業を停止していた。ネットの写真自体が嘘だった。そもそも場所が違う。騙された。次…

蝋人形の部屋(ボーフラ)

数年前から通っているバーのバーテンダーの部屋に招待された。その夜はバーに官憲が巡回に来て、やれアルコールの度数が強いだの、やれ喫煙席から煙が漏れているだの(カーテンで遮蔽しているだけだ)、全く商売にならなかったので、僕とバーテンダーは、肩を…

学級会(ボーフラ)

「それでは、学級会の歌を歌います」 みんなの目配せが、ヨシオの周縁に集まる。ああ、まただ。ヨシオは恥ずかしさでいっぱいだった。ヨシオの兄が作詞作曲した、学級会の歌をまた、学級会の終わりに歌わなくてはいけない。先生がオルガンを弾いて、学級会の…

カステラ(ボーフラ)

会議室の机の上に、カステラが皿に載せられて、ぽつねんと置かれている。今日の来客はキャンセルになった筈だった。突然、雨が降ってきて、雷が轟いている。町江は、会議室のカーテンを閉め、出入口に傘立てを置いた。 オフィスに戻ると、誰もいなかった。予…

あの頃のwww(ボーフラ)

「うん、だから、public_htmlの中に、君のフォルダがあるだろ。そこにアップロードするんだ」 「public_htmlの中に、wwwというフォルダがありますけど…」 「そう、その中の、kiuchiというフォルダが、君のスペースだ」 2002年、僕は大学のゼミのホームページ…

文学に夢中作左衛門(ボーフラ)

rt { font-size: 12px; } div.fntbfr h1 ruby > rt { font-size: 20px; color:green; } div.fntbfr{ font-size: 20px; color: #000; font-family: Georgia,游明朝,YuMincho,HGS明朝E,メイリオ,Meiryo,serif; font-weight: normal; 40px; } div.bofurawriter{…

自転車(ボーフラ)

何度も職務質問に捕まった原因である自転車を捨て、新しい自転車を買う。良い自転車ですねなんて言われるが、古い自転車はまだ乗れたし、これに乗ってリハビリ病院(入院中の洗濯物を回収しなくてはならない)も山の上にある大学(ただし、遅刻してインシデント…

消耗する地方の町内会関係(ボーフラ)

町内会の役員を辞められません 僕は9年前に、町内会から体育部をやるように言われ、「まあ町内会に参加して地域のコミュニティに属するのも良いだろう」と思い、引き受けました。やる気を出してしまい、なり手のいなかった「体育部の会計」に挙手をしてしま…

聖地巡礼とは何か

最近、アニメの聖地巡礼がブームです。世界的な観光ブーム、地方創生という政策(=資金が出やすいテーマになる)、アニメ人気と2.5次元やAR(拡張現実)的な意識から、アニメの聖地巡礼というものに一気に火が付いた感があります。 しかし、昔から住んでいる人…

道子さん家の通夜で(ボーフラ) #小説

香典ドロボーは、もうひとりのあたし。 香織は、心の中でそう確かに呟いた。声に漏れてしまったかも知れなかった。山岸家の通夜において、香織は香典受付をやらされていた。故人の山岸徹の妻、道子の友人という関係性で、香織は数十年来の付き合いだった。道…

台湾の状況(ボーフラ)

喫煙の状況 以前の記事で台湾台北について少し書きましたが、もう少し書きたくなりましたので、書きます。まず喫煙の状況について。 基本的に店舗内は禁煙でありまして、食事をした後に一服というのはありません。ですので、喫煙ルームが別途設けられている…

仏事における「お骨」についての雑文(ボーフラ)

亡くなれば仏様になります 畢竟、人間は死ねば骨となります。仏様になります。現実的には、骨壺に納まりまして、墓石の下の墓室に安置される段取りとなっている訳でございます。供養というのは気持ちですから、手を合わせて故人を偲ぶという気持ち、それが最…

台北の書店(ボーフラ)

今年の初頭、発作的に、かつ、突発的に 台湾台北に観光してきました。 一番オシャレで有名という某書店なんですけれども。 台北の書店、これは北京の書店でもそうでしたが、 立ち読みでなく「座り読み」している客が目につきます。 店員も注意しないので、そ…

短編小説「試金石」・散文詩「静かな夜」(ボーフラ・プロジェクト)

文芸ヌーをお読みの皆さん、こんにちは。ボーフラ・プロジェクト(棒振劇場)です。このたびメルマガの紙幅を頂戴致しまして、雑然としたもの、披露させて頂く次第でございます。自分の書き出し小説の冒頭を展開して、短編小説と散文詩を作りました。ではど…